今回は『微分積分で読み解く高校物理』を紹介します。
この参考書は受験生というよりは理系の大学生や社会人向けの参考書で
本来高校物理を微分積分で扱わないところを
微分積分を使って高校物理で出てきた公式を読み解いていこうというものです。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
この記事でわかること
- 『微分積分で読み解く高校物理』の概要がわかる。
- 『微分積分で読み解く高校物理』の難易度がわかる。
- 『微分積分で読み解く高校物理』の使い方がわかる。
『微分積分で読み解く高校物理』の概要
『微分積分で読み解く高校物理』はKADOKAWAから出版されている講義型の参考書です。
タイトル | 微分積分で読み解く高校物理 |
著者 | 中野喜允 |
出版社 | KADOKAWA |
ページ数 | 338ページ |
タイプ | インプット型参考書 |
対象範囲は物理初級から中級者向けです。
大学受験でも使えないことはありませんが、大学受験では微分積分を使わないので
どちらかといえば大学生でこれから物理学や電磁気学などを扱う人が
高校では扱ってこなかった微分積分を使って物理を理解していく基礎を勉強できる参考書と言えます。
『微分積分で読み解く高校物理』の構成は、
- 第一部導入編
- 第二部原則編
- 第三部実践編
第一部では高校範囲の微分積分の基礎の説明と力学、電磁気の基礎の説明が書かれています。
第二部では微分積分を使って物理を理解していくパートになっています。
第三部では実際に微分積分を使って問題(8題のみ)を解くパートです。
個人的レビュー
解説がわかりやすい
物理は数学との関連性が強い科目です。
なので数学がわからないがために物理が理解できないということが起きます。
しかも高校物理は数学的なことを極力使わずに理解しろと教科書に言われながら学びます。
大学受験を終え、大学生になった途端に今度は微分積分を使って物理を理解しろと言われ、今まで考えてこなかったことを今度は考えろと言うのでつまづく人が多いです。
実際私も大学一回生の時に物理で微分積分を使うことに慣れていなかったので全然理解できませんでした。
しかしこの参考書は高校物理と大学物理の橋渡しをしてくれるそんな参考書と思っています。
高校生が授業で教えてもらう方法と微分積分を使った方法の2パターンを解説してくれるので比較して理解することができます。
あくまでもインプット用
この参考書は第三部実践編で問題演習ができますが、8題しか掲載されていないのでアウトプット向けの参考書ではありません。
なのでこの参考書はインプット用として使用し、アウトプットは別の参考書を使って問題演習を行なうのが良いでしょう。
単元が行ったり来たりする
解説は主に第一部、第二部に書かれていますが
構成が
第一部→微分→積分→力学→電磁気
第二部→力学→電磁気→原子核
となり単元が行ったり来たりしますので
単元ごとにしっかりマスターしたい人は注意が必要です。
まとめ
『微分積分で読み解く高校物理』は物理の基礎中の基礎の部分を微分積分を使って理解していく参考書です。
理系大学生になりたての人が読むと非常にスムーズに物理学や電磁気学を学べるはずです。
ゼロから説明がされているので苦手な人でも読むことができます。
是非手にとって読んでみてください。
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