この記事でわかること
- 『数学 基礎問題精講』の概要がわかる。
- 『数学 基礎問題精講』のレベルがわかる。
- 『数学 基礎問題精講』の使い方がわかる。
数学の基礎問題精講の概要
『数学 基礎問題精講』は旺文社から出版されている数学精講シリーズの基礎レベルの問題集です。
タイトル | 数学ⅠA基礎問題精講 六訂版 |
著者 | 上園信武 |
出版社 | 旺文社 |
問題数 | 154問 |
タイプ | インプット型問題集 |
タイトル | 数学ⅡB+ベクトル基礎問題精講 六訂版 |
著者 | 上園信武、齋藤正樹 |
出版社 | 旺文社 |
問題数 | 183問 |
タイプ | インプット型問題集 |
タイトル | 数学Ⅲ基礎問題精講 五訂版 |
著者 | 上園信武 |
出版社 | 旺文社 |
問題数 | 136問 |
タイプ | インプット型問題集 |
この他に入門問題精講、標準問題精講、上級問題精講、分野別標準問題精講があります。
数学の問題集は問題数の多いものが多かった中で、この問題集は厳選した問題のみを掲載しています。
『数学 基礎問題精講』の構成は、まず問題があり、その次に説明部分の『精講』、問題の解答解説、ポイントのまとめ、演習問題になります。
個人的レビュー
短期間でマスターできる
着目すべきは丁度良い問題数である。
有名な青チャートと比較すると
基礎問題精講 | 青チャート(例題) | |
数学ⅠA | 154問 | 350問 |
数学ⅡB | 183問 | 420問 |
数学Ⅲ | 136問 | 293問 |
合計 | 473問 | 1063問 |
青チャートは基礎問題精講の約2.4倍もの問題数があります。
青チャートは網羅性はありますが、この問題数を全部マスターするには時間が掛かり過ぎます。
『数学 基礎問題精講』であれば1日10題やれば45日(1ヶ月半)、1日5題であれば90日(3ヶ月)で1周することができます。
文系で国公立大学を目指している方や理系で高3の4月から本格的に受験勉強をする方など短期間でマスターしたい方は『数学 基礎問題精講』がオススメです。
難易度は教科書レベル
難易度は教科書レベルなので産近甲龍や関関同立などの難関大学へ向けて避けては通れない基礎の部分をマスターするには十分な内容になっています。
入門問題精講もありますので基礎問題精講ではちょっと難しい方は入門から基礎へと接続するのもオススメです。
ただし標準問題精講は非常にレベルが上がるので基礎から標準への接続は注意が必要です。
基礎問題精講が終わった人は文系の数学 重要事項完全習得編の例題を飛ばし演習問題に取り組む流れもオススメです。
数学Ⅲについては『基礎問題精講』から『数学Ⅲ 重要事項完全習得編』へスムーズに移れると思います。
いつまでに終わらせればいい?
もちろん早いに越したことはないが
夏休み前までには終わらせたいところ。
公募推薦を受ける人は10月、11月くらいから入試が始まります。
ということは9月、10月には過去問に取り掛からなければなりません。
基礎問題精講は基礎レベルの問題集なので
そこからもう一歩レベルの高い問題の演習が必要です。
以上のことから夏休み前までに仕上げて夏休み期間は過去問を意識して応用へ入る形が理想かと思います。
まとめ
数学の基礎問題精講は短期間でマスターするのに適した参考書です。
問題を見てすぐ解法が思いつくぐらいまでやり込んで下さい。
網羅性を心配なさる場合は青チャートや教科書傍用問題集など問題数の多いものを選んで下さい。
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