過去問分析

立命館大学の理系数学過去問から傾向と対策を分析

松尾和哉

大阪府立寝屋川高等学校卒 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科卒 個別指導6年、集団指導2年の経験

立命館大学の理系数学の概要

実施学部 理工学部、情報理工学部、生命科学部

試験時間 100分

問題構成 大問4題(空所補充問題)

配点 100点

合格最低点60%程度

難易度 標準~やや難


立命館大学の理系数学の傾向

各年度2月2日の出題項目はこちらです。

  2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016
微分方程式、関数の極限(Ⅲ) 場合の数、条件付き確率(A) 楕円(Ⅲ) 複素数の図形への応用(Ⅲ) 接線と法線、軌跡(ⅢⅡ) 定積分(Ⅲ) 円と直線(Ⅱ)
2次関数のグラフ、加法定理とその応用(ⅠⅡ) 2次関数の最大・最小、点の座標、2次曲線と直線(ⅠⅡⅢ) 1次不定方程式、2次不等式(ⅠA) 記数法(A) 定積分、無限級数(Ⅲ) 三角関数の図形への応用(Ⅱ) 面積(Ⅲ)
複素数の図形への応用(Ⅲ) ド・モアブルの定理(Ⅲ) 定積分(Ⅲ) 関数の極限、定積分(Ⅲ) ド・モアブルの定理、高次方程式(ⅡⅢ) 点の座標(空間)(B) いろいろな数列(B)
独立・反復試行の確率、関数の極限(AⅢ) 加法定理とその応用、漸化式、関数の極限(ⅡBⅢ) 複素数の図形への応用(Ⅲ) 確率の基本性質(A) 無限等比級数、記数法、小数と分数(AⅢ) 条件付き確率(A) 独立・反復試行、条件付き確率(A)

2018年以降5割以上は数学Ⅲで構成されています。

時々問題の誘導に乗るのが難しく、全体的に共通テストレベルは超えています。

数学Ⅲ

複素数平面2018年以降毎回出題。計算力を必要とする問題が多々あります。範囲的には複素数全般をしっかりマスターする必要があります。)

微積分ほぼ毎回出題。いろいろな知識を必要とする問題が出題されています。また定積分を絡めた問題の出題が多いです。全く手につかない問題はないが、計算力を必要とする問題も多々あります)

数学A

場合の数、確率ほぼ毎回出題。大問の前半は基礎的な問題ですが、後半になるにつれて難易度は高くなります。応用が利くように考え方をマスターすることが必要です。)

その他は2次関数、記数法、2次曲線、数列、ベクトルなどまんべんなく出題されている。

立命館大学の理系数学の対策

全単元基礎問題精講の習得は必須。

基礎問題精講についての詳しい記事は以下をご覧下さい。

数学Ⅲは圧倒的に出題頻度が高いので黄チャート1対1対応の演習などで少しレベルの高い問題に慣れておく必要があります。

数学ⅠAⅡBは場合の数、確率は出題頻度が高いので数学Ⅲ同様に黄チャート1対1対応の演習などで少しレベルの高い問題に慣れておく必要があります。

その他の単元は9割以上を目指す方は全単元で黄チャート1対1対応の演習をやることを推奨します。

1対1対応の演習についての詳しい記事は以下をご覧下さい。

オススメ参考書の紹介!大学への数学1対1対応の演習!

まとめると

数学Ⅲ 数学ⅠAⅡB
7割以上 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習(場合の数、確率)
9割以上 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習(全単元)

私ならこう対策をとる

7割を取れるように対策をとると仮定した場合

数学ⅠAⅡBについては夏休み前までに『基礎問題精講』をマスターする。

数学Ⅲについては学校の進度に合わせて『基礎問題精講』をマスターしていく。

夏休み以降は出題頻度の高い数学Ⅲ分野、場合の数、確率を中心に

『黄チャート』や『1対1対応の演習』などで応用問題演習を行い、

12月くらいから過去問を解いていく流れでやっていきます。

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松尾和哉

大阪府立寝屋川高等学校卒 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科卒 個別指導6年、集団指導2年の経験

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