私は2007年4月に浪人を経て関西大学システム理工学部電気電子情報工学科へ入学しました。
そこで大学生活を可能な限り思い出し、
大学とはどんな所なのかをお伝えできればと思います。
私はサークルに所属していなかったので授業を中心に書きます。
この記事でわかること
- 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科のカリキュラムの概要がわかる。
- 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科の3年次のコース分けの概要がわかる。
- 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科の4年間の過ごし方がわかる。
カリキュラム
授業のカリキュラムはホームページから抜粋したものです。
特徴としては必修、選択必修、選択の3種類があり、
3年次から電気電子工学コース、情報通信工学コース、応用情報工学コースの3つのコースに分かれます。
1年次
必修
・ 第1選択外国語I・II
・ 第2選択外国語I・II
・ 数学を学ぶ(微分積分I)
・ 数学を学ぶ(微分積分II)
・ 数学を学ぶ(確率統計)
・ 数学を学ぶ(ベクトル解析)
・ 物理を学ぶ(力学I)
・ 基礎からの情報処理
・ 電気回路I
・ 電気回路II
・ 基礎プログラミング
選択必修
・ 線形代数I
・ コンピュータシステム序論
・ 線形代数II
・ ディジタル回路基礎
選択・ 共通教養科目
(『大学案内(インフォメーション)』参照)
・ 物理を学ぶ(力学II)
・ 化学を学ぶ(基礎化学)
・ 情報リテラシー実習
・ データサイエンス入門
・ 工業製図とCAD
・ 物理学実験
2年次
必修
・ 第1選択外国語III・IV
・ 電磁気学I
・ 電磁気学II
・ 電気電子情報工学実験I
・ 電気電子情報工学実験II
選択必修
・ 応用プログラミング実習
・ 数学解析I
・ 情報数学
・ 電気回路III
・ アナログ電子回路I
・ 計測とセンシング
・ 電子物性基礎
・ 通信方式I
・ 数学解析II
・ アナログ電子回路II
・ 基礎電力工学
・ 電気電子材料
・ 情報通信ネットワークI
・ コンピュータアーキテクチャ
・ データ構造とアルゴリズム
選択
・ 情報社会と情報倫理
・ 情報と職業
・ 海外体験研修(電気電子情報工学)
・ プログラミングプロジェクト実習I
・ データサイエンス基礎PBL
・ 知的財産権法
・ グローバルPBL
3年次
必修
・ 電気電子情報工学実験III
[電気電子工学コース]
・ 電気電子工学実験
[情報通信工学コース]
・ 情報通信工学実験
[応用情報工学コース]
・ 応用情報工学実験
選択必修
・ 基礎制御工学
・ 信号処理論
・ 情報理論
[電気電子工学コース]
・ 回路システム理論
・ 半導体デバイス工学
・ 電気機器
・ 高周波電磁気学
[情報通信工学コース]
・ 光・電磁波工学
・ 情報通信ネットワークII
・ 通信方式II
・ マルチメディア通信
[応用情報工学コース]
・ 画像情報処理
・ オペレーティング・システム
・ 音声・音響情報処理
・ パターン認識
選択
・ プログラミングプロジェクト実習II
・ 応用確率統計
・ ディジタル電子回路
・ 情報セキュリティ
・ メカトロニクス
・ 海外インターン
・ データサイエンス基礎PBL
・ 高電圧工学
・ エネルギー工学
・ ロボティクス
・ システム制御工学
・ 光エレクトロニクス
・ システム最適化
[電気電子工学コース]
・ 電力システム工学
・ LSIプロセス工学
・ パワーエレクトロニクス
[情報通信工学コース]
・ 光情報通信工学
・ 通信機器
・ ワイヤレス・モバイル通信
[応用情報工学コース]
・ コンピュータグラフィックス
・ データベース工学
・ 知的情報工学
4年次
必修
・ 特別研究I
・ 特別研究II
選択
・ 環境工学
・ 技術者倫理
・ 電気通信及び電波法規
・ 電気法規及び施設管理
以上が4年間のカリキュラムですが
授業を自分で選ぶのが初めての方が多いと思います。
選び方について以下で説明します。
必修、選択必修、選択の違い
まず必修は必ず単位を取らなければなりません。
もし単位を落としてしまったら翌年に取り直すことになります。
絶対に落とさないようにしてください。
次に選択必修ですが
全ての単位を取る必要はありませんが卒業に必要な単位数が決まっていて
その単位数分は選択必修から自分で選択して取らなければなりません。
上記のカリキュラムのほとんどの授業を取ることにはなると思いますが
仮に単位を落としたとしても同じ授業を取らずに別の授業を取って留年を回避する方法が使えます。
最後に選択ですが
卒業単位数の数合わせに使うくらいのイメージです。
どれかは取らないと単位数が足りない事態になるのでいくつかは取ることになりますが
必修や選択必修に比べればそこまで重要ではありません。
今説明したことは簡単にイメージしてもらう程度にとどめたので詳しくは入学して履修登録をする際にしっかり確認して授業を取るようにしましょう。
3つのコースの違い
まず明確に違うのは実験授業の内容です。
2年次は全員共通の実験授業を受けますが
3年次はコース選択により実験授業の内容が変わります。
ちなみに実験授業は昼休憩後の頭から夕方までの90分×3コマで2単位しかもらえないコスパの悪い授業です。
4,5人の班に分かれて実験を行なうのですが、実験が終わると帰れるので
予習をして早く終えましょう。
もう一つの違いは選択必修が違うということです。
どういうことかというと
電気電子工学コースですと選択必修は
・ 回路システム理論
・ 半導体デバイス工学
・ 電気機器
・ 高周波電磁気学
4つありますが
情報通信工学コースや応用情報工学コースでは上の4つの科目は選択扱いにになります。
なのでどのコースを選んでも3年次の授業は取れるということになります。
その他経験して思ったこと
理系といえば実験があるそういった印象をお持ちの方が多いと思います。
1年次も物理学実験がありますが、選択扱いなので取らなくても大丈夫です。
実際、私は取りませんでした。
当時皆に心配されましたが無事に卒業できています。
また1年次は数学などのツールを学ぶ授業が多く、授業に出席せず独学で単位を取った授業も多いです。
しかし2年次から専門性が出てきて独学では難しくなるので授業に出ることをオススメします。
4年次は各々研究室に配属されて卒業論文を書くことになります。
どこの研究室に配属されるかは希望を書いて成績や大学院へ進学する予定があるかどうかで教授が決めました。
今もこのシステムかどうかはわかりませんが、成績や大学院進学が大きく関わることは変わりないと思います。
まとめ
今回は関西大学システム理工学部電気電子情報工学科の概要について紹介しました。
他の大学と似た部分はあると思うので参考になると思います。
私は当時声優の専門学校へ通うことばかり考えていたので割と適当な感じで過ごしていましたが
最初に友達になった人が後の首席で卒業した人だったこともあり
自分もそれなりに勉強して14位で卒業しました。
サークルなども色々あるので調べてみると
受験勉強のモチベーションアップにも繋がるでしょう。
何かの参考になれば幸いです。
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