こんにちは、個別指導塾Glit塾長の松尾です。
この記事では、『数学III 重要事項完全習得編』を使ってどのように数学IIIの理解を深めることができるのかを説明しています。
結論として、この参考書を活用することで短期間で数学IIIの基礎から標準レベルをマスターすることが可能です。
私は理系大学受験のプロ講師としての豊富な経験を持っています。
この記事を読むことで、参考書の選び方や効率的な学習方法を理解し、入試対策に役立つ情報を得られます。
この記事でわかること
- 『数学III 重要事項完全習得編』の概要がわかる。
- 『数学III 重要事項完全習得編』のレベルがわかる。
- 『数学III 重要事項完全習得編』の使い方がわかる。
数学III 重要事項完全習得編の概要
『数学III 重要事項完全習得編』は河合出版から出版されている入試基礎〜標準レベルの問題集です。
タイトル | 数学III 重要事項完全習得編 |
著者 | 堀尾豊孝[著]石部拓也、影平俊郎[編集協力] |
出版社 | 河合出版 |
問題数 | 例題100問、演習問題111問 |
タイプ | インプット兼アウトプット型問題集 |
この他に『文系の数学 重要事項完全習得編』、『文系の数学 実戦力向上編』があります。
数学の問題集は問題数の多いものが多かった中で、この問題集は過去に出題された入試問題から厳選した問題のみを掲載しています。
『数学III 重要事項完全習得編』の構成は、一つのテーマに対して問題、解答、解説講義、必勝ポイントが書かれています。
個人的レビュー
短期間でマスターできる
着目すべきは丁度良い問題数である。
有名な『青チャート』や『基礎問題精講』と比較すると
数学III 重要事項完全習得編(演習問題) | 基礎問題精講 | 青チャート(例題) | |
数学III | 100問(111問) | 125問 | 293問 |
『数学III 重要事項完全習得編』であれば1日10題やれば21日、1日5題であれば42日(1ヶ月半弱)で1周することができます。
理系で『基礎問題精講』などで基礎固めができた人がもう一段上の問題を短期間でマスターしたい方は『数学Ⅲ 重要事項完全習得編』がオススメです。
難易度は入試基礎〜標準レベル
難易度は入試基礎〜標準レベルなので産近甲龍や関関同立などの難関大学へ向けて基礎から応用への橋渡しには十分な内容になっています。
『数学Ⅲ 重要事項完全習得編』ではちょっと難しい方は『数学Ⅲの基礎問題精講』から接続することをオススメします。
産近甲龍、関関同立であれば『数学Ⅲ 重要事項完全習得編』から過去問へ移っても問題ないかと思います。
難関国公立大学を目指す方は『1対1対応の演習』や『プラチカ』などへ移ると良いでしょう。
解説が丁寧でわかりやすい
解答もわかりやすく書いていますが、
解答とは別に解説講義が書かれていて
問題に取り組む際の考え方が詳しく書かれているので
数学が苦手でわかりやすく書かれている参考書が良いのであればうってつけの参考書です。
解説講義をしっかり理解できれば同じような問題が出た時に対応できる力がつくので
問題を解き終わってからじっくり読み込むことをオススメします。
いつまでに終わらせればいい?
もちろん早いに越したことはないが
夏休み終わりまでには終わらせたいところ。
公募推薦を受ける人は10月、11月くらいから入試が始まります。
ということは9月、10月には過去問に取り掛からなければなりません。
『数学Ⅲ 重要事項完全習得編』は入試基礎〜標準レベルの問題集なので
難関国公立大学を目指す人はそこからもう一歩レベルの高い問題の演習が必要です。
以上のことから夏休み終わりまでに仕上げて9月以降は過去問を意識して応用へ入る形が理想かと思います。
まとめ
数学Ⅲ 重要事項完全習得編は短期間でマスターするのに適した参考書です。
問題を見てすぐ解法が思いつくぐらいまでやり込んで下さい。
網羅性を心配なさる場合は青チャートや教科書傍用問題集など問題数の多いものを選んで下さい。
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塾長の松尾は大学受験における理系科目(数学ⅠAⅡBⅢC、物理、化学)の指導を得意としており、様々な参考書を手に取り研究を重ねていますのでお子様に合う参考書を選定することができます。
また自宅で勉強する習慣をつけてほしいと常々思っており、自学自習ができるようになるためのサポートを徹底しております。
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