参考書レビュー

物理重要問題集のレベルは?いつから始めればいい?

松尾和哉

大阪府立寝屋川高等学校卒 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科卒 個別指導6年、集団指導2年の経験

こんにちは。個別指導塾Glit塾長の松尾和哉です。

今回は『物理重要問題集』を紹介します。

進学校ではお世話になっている方もいるかと思います。

量も多く難しいと感じている方たくさんいると思いますが自分のレベルに合っているのか?

またこれを完璧にしたらどこまで目指せるのか難易度や使い方などを解説します。

この記事でわかること

  • 『物理重要問題集』の概要がわかる。
  • 『物理重要問題集』の難易度がわかる。
  • 『物理重要問題集』の使い方がわかる。

『物理重要問題集』の概要

『物理重要問題集』は数研出版から出版されている応用レベルの問題集です。


タイトル 2024実戦 物理重要問題集 物理基礎・物理
出版社 数研出版
問題数 156問
タイプ アウトプット型問題集

2022年版↑

対象範囲は共通テスト7〜8割から難関国公立大学2次試験対策まで

『物理重要問題集』の構成は、要項→問題の順に記述されています。

要項は物理法則や現象がまとめられています。

問題はA問題とB問題に分かれていて、さらにA問題の中でも重要な問題には必解印のついた問題や思考印のついた問題があります

個人的レビュー

難易度がA問題とB問題に分かれている

『物理重要問題集』は難関国公立大学向けの参考書と考えています。

なのでA問題でもそこそこ難しく1問約20分程度の骨のある問題がたくさんあります。

B問題は東大京大阪大早慶以外は解かなくてもいいかと思います。

またA問題の中には『必解』印のついた問題があり、特に重要な問題についた印なので

まずは『必解』印のついた問題から取り組むと挫折することなく段階的に解いていけると思います。

解説が必要最低限

解説は必要最低限となっています。

ここで言う必要最低限とはその問題の解答解説しか書いておらずそこから派生して色々な知識について言及されていないことを言います。

また計算過程やなぜその式が導かれたのかなど詳しく書いていないので基礎が身に付いていない状態では理解できない箇所がたくさん出てくると思います。

なので共通テストで7〜8割は取れる実力を身に付けてから取り組むようにしましよう。

基礎固めにオススメの問題集は『入門問題精講』や『基礎問題精講』、『導出物理』、河合出版の『物理のエッセンス』などがあります。

講義型の参考書では『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』がオススメです。

『入門問題精講』について詳しくは以下の記事へ

物理の入門問題精講

『導出物理』については以下の記事へ

導出物理

『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』については以下の記事をご覧下さい。

漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本

『物理のエッセンス』については以下の記事へ

物理のエッセンス

問題の質が良い

『物理重要問題集』は毎年改訂されているので

最新の良問が掲載されています。

良問問題集でもあり、最新の入試傾向も知ることができる素晴らしい問題集です。

私ならこう使う

まずは『物理重要問題集』に取り組むための基礎固めから始めます。

講義型の参考書『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』を読みながら『入門問題精講』を解いていきます。

これを高2の2月くらいから始め

3月中に力学、波動、熱(学校の進度によるが)を終わらせます。

続いて『基礎問題精講』あるいは『良問の風』を高3の4月から力学、波動、熱をやりながら『入門問題精講』で電磁気を習った問題をやっていきます。

そして『基礎問題精講』あるいは『良問の風』の電磁気を進め夏休み中に終わらせます。

そしていよいよ夏休み明けの9月から『物理重要問題集』を始めます。

1日20分×3問のペースでA問題の『必解』から解いていきます。1ヶ月程度でやり10月から『必解』の2周目に取り組みできるようになるまで続けます。

これを10月中に解けるようにしたら今度は残りのA問題を同じように1日20分×3問のペースで取り組みます。

これをできるようになるまで続け、11月中に終わらせます。

その後共通テスト対策→過去問と行なっていく流れで良いのではないでしょうか。

『良問の風』については以下の記事へ

良問の風

まとめ

『物理重要問題集』は難関国公立大学を目指す方には定番の問題集です。

問題数も約150問とコンパクトでしかも網羅性のあり、最新の入試傾向も知ることができる素晴らしい参考書です。

毎年改訂されているので購入を検討している方は最新版の購入をオススメします。


個別指導塾Glitからお知らせ

個別指導塾Glitは東大阪市吉田駅近くの『個別指導』+『スタディサプリ』のW指導で質の高い授業を提供しております。

また個別指導塾Glitでは3つの特徴があります。

①塾長は理系大学受験のプロ講師

②学習習慣の定着

③自学自習ができるようサポート

塾長の松尾は大学受験における理系科目(数学ⅠAⅡBⅢC、物理、化学)の指導を得意としており、様々な参考書を手に取り研究を重ねていますのでお子様に合う参考書を選定することができます。

また自宅で勉強する習慣をつけてほしいと常々思っており、自学自習ができるようになるためのサポートを徹底しております。

個別指導塾Glitで夢の実現へ向けて私と一緒に勉強しませんか?

全力でサポートしますので一緒に勉強できる日を心待ちにしております。

個別指導塾Glitに関する詳しい内容はトップページを御覧下さい。

トップページ

トップページは↑のボタンをクリックしてください。

  • この記事を書いた人

松尾和哉

大阪府立寝屋川高等学校卒 関西大学システム理工学部電気電子情報工学科卒 個別指導6年、集団指導2年の経験

-参考書レビュー