この記事でわかること
- 『化学の新標準演習』の概要がわかる。
- 『化学の新標準演習』の難易度がわかる。
- 『化学の新標準演習』の使い方がわかる。
『化学の新標準演習』の概要
『化学の新標準演習』は三省堂から出版されている初級者〜中級者向けの問題集です。
タイトル | 大学入学共通テスト・理系大学受験 化学の新標準演習 第3版 |
著者 | 卜部吉庸 |
出版社 | 三省堂 |
問題数 | 例題155問+演習問題469問 |
タイプ | インプット型問題集 |
対象範囲は初級者から中級者向け。
『化学の新標準演習』の構成は、
要点のまとめ→確認&チェック→例題→標準問題→発展問題の流れで書かれていて
共通テストチャレンジで本番で出題された問題にチャレンジする項目も用意されています。
個人的レビュー
解説がとにかく詳しい
最大の特長と言ってもいいでしょう
解説がとにかく詳しい
ことが挙げられます。
1問の解説で2問3問分の知識を得ることができます。
また覚えておいた方が良いポイントも
四角で括ってくれていたり
図も盛り込んであってイメージがしやすいなど
解説にかなりこだわっているように感じます。
網羅性があり、レベルは基礎〜標準
問題数は例題と演習問題を合わせて624問あります。
化学の問題集ではトップクラスに分量が多いです。
レベルは基礎〜標準といったところで
MARCH、関関同立、地方国公立であれば
『化学の新標準演習』の後に過去問へ移れるくらいの
問題集です。
『セミナー化学』と非常に似た構成になっているので
後ほど比較していきます。
『化学の新標準演習』vs『セミナー化学』
問題数
まずは以下のように問題数の差があります。
化学の新標準演習 | セミナー化学 | |
問題数 | 例題+演習問題で624問 | 基本問題+応用問題で約1000問 |
『セミナー化学』は基礎中の基礎の問題も含まれている分、分量が多いという印象です。
解説
解説は『化学の新標準演習』の方が詳しいです。
周辺知識も同時に吸収できるので
解説の好みで選ぶ方も非常に多いです。
結局どっち?
結論を言うとどちらでも良いと思います。
学校で『セミナー化学』を配布された方は
わざわざ『化学の新標準演習』に変える必要はありません。
『セミナー化学』を自習でやっていて
あまりにも解説がわからないということがあれば
変えることも1つの方法ですが
どちらも網羅性は十分なので
この参考書を完璧にすれば
基礎は完璧だと判断できます。
『化学の新標準演習』への接続方法
学校の授業で習ってからの演習として使ったり
または講義系参考書と併用して使うのがオススメです。
具体的に講義型(インプット型)参考書を紹介していきます。
まず講義型ですが
『坂田アキラの面白いほどとける本シリーズ』は解説がとにかく詳しいので
学校で全く習っていない人でも取り組むことができます。
以下の3冊を取り組むと良いでしょう。
また少し難易度は上がりますがある程度学校で習った人には
『化学のDOシリーズ|鎌田の理論化学|福間の無機化学|鎌田の有機化学』もオススメです。
こちらについては以下の記事をご覧下さい。
化学のDOシリーズ|鎌田の理論化学|福間の無機化学|鎌田の有機化学
難関国公立大学を目指す人はさらに『化学重要問題集』を取り組むと良いでしょう。
『化学重要問題集』については以下の記事でご覧下さい。
まとめ
『化学の新標準演習』は網羅性があり、解説の詳しい参考書です。
セミナー化学と非常に似た構成になっていて違いは何だろうと
思っていた方も多いと思います。
基本的にはどちらでも基礎を学ぶ上では十分です。
学校で配布された方はそのままセミナー化学を使う方が良いでしょう。
どうしても解説が肌に合わないと感じたならば
『化学の新標準演習』の解説と見比べて
変更も検討してみてください。
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