こんにちは。家庭教師かずやです。
みなさん『導出物理』についてご存知でしょうか?
私は最近まで知らずTwitterでオススメと聞いて調べて購入しました。
そんなちょっとマイナーな参考書を今回は紹介します。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
この記事でわかること
- 『導出物理』の概要がわかる。
- 『導出物理』の難易度がわかる。
- 『導出物理』の使い方がわかる。
『導出物理』の概要
『導出物理』は微風出版から出版されている講義型&演習型の参考書です。
『力学・波動編』、『電磁気・熱・原子編』の2冊があります。
タイトル | 導出物理(上)第6版 力学・波動編 |
著者 | 児保祐介 |
出版社 | 微風出版 |
問題数 | 405問 |
タイプ | インプット&アウトプット型問題集 |
タイトル | 導出物理(下)第6版 電磁気・熱・原子編 |
著者 | 児保祐介 |
出版社 | 微風出版 |
問題数 | 340問 |
タイプ | インプット&アウトプット型問題集 |
対象範囲は物理初学者から国公立大学2次試験対策まで幅広いです。
『導出物理』の構成は、用語の定義や法則内容が数学的に記述されていて、そこで使う数学についてもしっかり説明と問題が記載されています。
個人的レビュー
講義部分の解説が数学的
物理は数学との関連性が強い科目です。
なので数学がわからないがために物理が理解できないということが起きます。
しかも大学数学で説明しなければならないことも多々あるので高校物理の教科書はどうしても中途半端な内容になってしまい理解するのが難しくなっています。
このことを補おうと日本語でわかりやすく色々な講義型の参考書が出ている中で『導出物理』は微積分のような数式を使って説明が書かれています。
例えば運動方程式を時間積分すると運動量の公式が導き出せるなどです。
大学で物理学を勉強する予定の方は『導出物理』の解説で理解するとスムーズに大学物理へ入ることができます。
数学的に書かれるよりも日本語でわかりやすく理解したい方は『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』の講義型の参考書で理解して問題集として『導出物理』を使用することをオススメします。
『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』についてはこちらの記事をご覧下さい。
問題数の多さ
『導出物理』は力学・波動編で405問、電磁気・熱・原子編で340問の問題数があります。
この中には微積分やベクトル、三角比などの数学としての問題も含まれるので物理の問題数はもう少し少なくなります。
高3で時間がない人は物理の『入門問題精講』や『基礎問題精講』など問題数の少ないものでマスターするのが良いです。
高2で物理を習い始めて時間がある人は『導出物理』でじっくり取り組んで全部できる頃には共通テストで満点が取れる実力は身に付きます。
『導出物理』など基礎固めが終了した人は
『良問の風』または『基礎問題精講』
そして『物理重要問題集』または『名門の森』に取り組むと良いでしょう。
問題の質が良い
『導出物理』の対象範囲が物理初学者から国公立大学2次試験対策まで幅広いのが特徴ですが
問題レベルが1〜10まであると考えると他の問題集は3〜10の問題集が多いです。
しかし『導出物理』は問題レベルが1や2のものまで記載されている点が魅力です。
では問題レベル1や2のものはどんな問題かと言うと
単位についての問題や言葉の定義に関する問題などです。
入試で出ることはほとんどないような問題ですが
物理を理解する上では必要な問題です。
逆にこの問題レベル1や2が飛ばされていきなり問題レベル3から始めるからわからない人が続出するのだと私は考えます。
物理は言葉の定義が理解できないと本質を理解できない科目なので『導出物理』は間違いなく理解の助けになるでしょう。
いつ頃いつまでに終わらせる?
大学レベルごとにまとめた表を書きました。
大学レベル | 導出物理をいつ頃いつまでに? |
産近甲龍(近は除く)以下 | 11月までに(公募推薦前までに)終わらせる |
近畿大学、関関同立 | 夏休み終わりまでに終わらせる→良問の風または基礎問題精講 |
旧帝大、京大、東大 | 6~7月までに終わらせる→良問の風または基礎問題精講→名門の森または物理重要問題集 |
まとめ
『導出物理』は物理初学者への配慮が感じられる問題集です。
問題数は多いですが、時間のある方はじっくり取り組んでどっしりとした土台作りをしましょう。
実はこの参考書大きな書店へいかないと置いてないので1度中身を見たい方は都会の大きな書店へ足を運んでください。
私も大阪の梅田の紀伊國屋書店まで足を運んで中身を確認しました。
購入についてはネットで買えますのでこちら↓から購入してください。
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