近畿大学の理系数学の概要
実施学部 情報学部、農学部、生物理工学部、産業理工学部、理工学部、建築学部、薬学部、工学部
試験時間 60分
入試科目 数学①(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル))、数学②(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル))
問題構成 大問3題(大問1~2は数学①②共通問題、全て空所補充問題)
配点 100点
合格最低点55~65%程度
難易度 標準~やや難
近畿大学の理系数学の傾向
各年度の出題項目はこちら
2022/1/29 | 2022/1/30 | 2021/1/30 | 2021/1/31 | 2020/1/25 | 2020/1/26 | |
① | 確率漸化式(AB) | 確率、三角関数(AⅡ) | 絶対値を含む関数、加法定理(ⅠⅡ) | 複素数、指数・対数、三角関数(Ⅱ) | 図形と方程式(Ⅱ) | 必要条件・十分条件(Ⅰ) |
② | 平面ベクトルの内積(B) | 平面ベクトルの内積(B) | 正弦定理・余弦定理、平面ベクトル(ⅠB) | 順列、約数と倍数(A) | 確率、指数・対数、三角関数(AⅡ) | 平面ベクトルの内積(B) |
数学①の③ | 面積、格子点の数(ⅡB) | 極大極小、面積(Ⅱ) | 極大極小、面積(Ⅱ) | 2次関数、接線、不等式の表す領域(ⅠⅡ) | 漸化式、等比数列、二項定理(ⅡB) | 定積分、接線、面積(Ⅱ) |
数学②の③ | 面積、極大極小、体積(Ⅲ) | 極大極小、面積(Ⅲ) | 面積(Ⅲ) | 加法定理、微分法(ⅡⅢ) | 数列、無限等比級数(BⅢ) | 極大極小(Ⅲ) |
大問1は比較的に基礎レベルの問題が多いので完答したいところです。
時間は60分で大問3題あるので時間との勝負になるでしょう。
数学Ⅲ
微積分(ほぼ毎回出題。数学①の③、数学②の③共に極大極小の出題が多いです。絶対値を含む関数があったり、計算も複雑なものも見られるので時間内に解けるかの練習は重要になってきます。難易度はやや難しい傾向にあると感じます。微分法の極大極小の問題、定積分の計算は演習を積むようにしましょう。)
数学A
確率(たまに大問で出題。指数・対数関数や三角関数などとの融合問題として出題されることがあり、確率としての知識だけでは対応できない場合がありますので注意が必要です。難易度は標準レベルの問題です。過去問を通じてどのような融合問題かを確かめておくことをオススメします。)
数学B
ベクトル(たまに大問で出題。平面ベクトルの出題が多いです。難易度は標準レベルの問題です。空間が出題される可能性はあるので標準問題は解けるようにしておきましょう。)
数列(たまに大問で出題。数列単独ではなくこちらも融合問題としての出題が多いです。確率漸化式など馴染みのない問題も出題されます。難易度は標準レベルの問題です。こちらも過去問を通じてどのような融合問題かを確かめておくことをオススメします。)
その他は三角関数、指数・対数、図形と方程式などまんべんなく出題されています。
近畿大学の理系数学の対策
全単元基礎問題精講の習得は必須。
基礎問題精講についての詳しい記事は以下をご覧下さい。
数学Ⅲは圧倒的に出題頻度が高いので黄チャートや1対1対応の演習などで少しレベルの高い問題に慣れておく必要があります。
数学ⅠAⅡBは場合の数、確率、数列、ベクトルは出題頻度が高いので数学Ⅲ同様に黄チャートや1対1対応の演習などで少しレベルの高い問題に慣れておく必要があります。
その他の単元は9割以上を目指す方は全単元で黄チャートや1対1対応の演習をやることを推奨します。
1対1対応の演習についての詳しい記事は以下をご覧下さい。
まとめると
数学Ⅲ | 数学ⅠAⅡB | |
7割以上 | 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習 | 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習(場合の数、確率、数列、ベクトル) |
9割以上 | 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習 | 基礎問題精講+黄チャートor1対1対応の演習(全単元) |
私ならこう対策をとる
7割を取れるように対策をとると仮定した場合(公募推薦と一般入試両方受けるとする)
数学ⅠAⅡBについては夏休み前までに『基礎問題精講』をマスターする。
数学Ⅲについては学校の進度に合わせて『基礎問題精講』をマスターしていく。
夏休み以降は出題頻度の高い数学Ⅲ分野、ベクトル、数列、場合の数、確率を中心に
『黄チャート』や『1対1対応の演習』などで応用問題演習を行い、
10月くらいから公募推薦の過去問を、
公募推薦終了後の12月くらいから、
一般入試の過去問を解いていく流れでやっていきます。
赤本を入手したい方は以下の記事で詳しく書いています。
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